12月29日(日)木曽川道場
今年最後の稽古、稽古納めとなりました。
稽古納めでは、試し割りにチャレンジしてもらいました。
目的
今回、なぜ試し割りを?
とお思いかもしれません。
理由は2つあります。
習得した技を実際に試す経験
いつか、やりたい。
と、思っていましたが、なかなかその機会を作れずにいました。
しかし、先日、千葉支部の相京準師範(富里道場)のアドバイスをいただいたことをきっかけに、やってみることにしました。
相京準師範の道場では…
・年3回、試し割りと技や型を披露する場を設けている。
・保護者にも見てもらっている。
とのことで、一宮道場でもやってみたいと思い、その前哨戦!?として、試し割りを行ってみました。
面白そうだ!と思ったから。
単純に、私がやりたい!
楽しそうだ!
これは、みんなにやってもらうしかない!
年齢関係なく、好奇心を持つことは大切ですね。
試し割りの内容
*板の説明*
今回用意したものは”木の板”です。
厚さは2種類、7ミリと12ミリ。
当日に板を見てもらい、自分がこれなら割れそうな板を選んでもらいました。
今回は、全員7ミリを選んでいます。
*準師範が実際にやってみた感想*
私も試し割りをしました。
事前に、板割りをした感想を伝えます。
「自分で持ち、右正拳突きでやってみました。板はうまく割れましたが、右手の拳は痛かったです。
でもここで大切だと思ったことは、集中力、拳をしっかり握る、スピードそして、割れるという気持ちです。」
*持つ人、方法*
みんなには、板を持つ人は、今回は私(準師範)がやります。
板は、痛めるのを防止するために、タオル(ぞうきん)を板の前に重ねることを伝えました。
*練習*
2、3人で組になり、ミットを使い、練習をします。
割る方法を決めて、ミットの位置を決めて、技を出すことを繰り返してもらいます。
*技について*
手技
正拳、手刀、鉄槌や肘など
足技
前蹴り、回し蹴りなど
一通り、説明をして、技は自分で決めて練習をしてもらいました。
練習では、みんな集中して何度も繰り返し練習をしている様子が印象的でした。
技の出し方が決まってきた頃に、試し割りの礼儀作法を伝えました。
*礼法、作法*
・持ち手(私)が板を持ち、演武者(割る人)と一緒に礼、正面、みんな、お互いの順番。
・お互いに見合い、構える。
・試し割りの技を宣言する。
・数回ゆっくり技を出す(板の寸前まで技を出し、これから出す技を見せる)
・気合を出し、技を出す。
*割れた板*
・割れた板には、日付、名前と割った技を書く
・割れなかったら、もらえないよ!
・次は、今よりも板を厚く、違う技でチャレンジしてもらう。
みんなの感想
実際に試し割りをやってみると、みんな無事に板を割ることができました。
1人1人に感想を聞くと、
「緊張したが、割れてよかった」
「ちょっと痛かったけど、今は大丈夫」
「真ん中(板の中心)で割りたかった」
「楽しかった」
みんなの満足した様子が印象的でした。
私の感想は、
「思った以上に、集中して真剣に取り組んでいた」
「いつも以上に真剣な様子、表情と体の動きに驚きました」
「やってもらって、よかった」
今回の試し割りですが、正式にはアナウンスはせず、稽古に参加した人だけで行なったこと、ご理解の程、お願いいたします。
次は、保護者の皆さまに試し割りを始め、日頃の技や型などを披露できる場を設けようと考えていますので、お楽しみにお待ちください。
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